初心者への扱いに耐えられない料理教室

生ゴミが出るので料理はしないと公言していた自分ですが、

好きな男性の出現により、急遽料理教室に通うこととなりました。

どこが良いかリサーチする余裕もなく、職場の同僚から聞いた教室に登録。

料理教室に限らずどのような習い事でもそうなのだろうとは思いますが、

お教室の諸先輩方への気遣いで激しく疲れた記憶が鮮明に残っています。

考えてみれば料理教室というのはビギナーだけで構成されるわけではなく、

古参の生徒さんに新入りがコッソリ紛れ込むといった感じであり、

先生も新人に特別何かご配慮くださるわけではありません。

調理方法はわかっても、実践する場が無いというのが最も困った点でした。

「さあ、取り掛かって!」と言われても、

先輩方はスムーズに調理器具を取りに行けるのですが、

私はまな板や包丁の場所からしてわかりません…。

グズグズしている間に作業を着々と進められていくのを眺めつつボーッと手をこまねいている自分。

初日にやったことと言えば、調理器具を洗うこととトマトのスライスのみ。

しかも横にスライスしなければならなかったのを、緊張のあまり縦にスライスしてしまい、

我々の班を見に来られた先生に「ああ、そうじゃなく、横になのよ…」と

大きなため息を漏らされる始末。

トマトを横方向に切るのと縦方向に切るのとでは風味に違いが出るものなのか…。

ただただ先生と先輩方にひれ伏すかのごとき気分でした。

新人には具体的な調理に一切手を出させないといった空気にどうしても馴染めず、

そのお教室に通ったのは数回にとどまり、憶えたのはそら豆の剥き方だけ。

「最初から調理するなど百年早い!皿洗いだけやっておけ」というのは今ならよくわかります。

その後、料理嫌いにならず、家事の中で一番好きな分野となったのが嘘のような話です。

何の世界もまずは修行修行!なのですね。